田んぼに水が届くまで
田んぼの水の旅
かんがいに必要な施設
ダム
農業用ダムは雪解け水又は雨水をためておいて、雨があまり降らない農耕期(5月〜10月)の田、畑に水を供給するための施設です。又、農業用ダムは洪水の一時的貯留により大切な田、畑も守る役割も兼ねることもあります。
頭首工
川から水を引き込む施設です。土砂を沈める水槽やゴミを取り除く機械等が一年中働いています。
揚水機場
国内最大を誇る北海幹線用水路でも、地区の約半分ほどしか水の供給ができません。そのため、石狩川や夕張川から水を汲み上げ田んぼに水を運んでいるのです。こういった施設が大小合わせて 470箇所ほどあります。
ため池
雨水、渓流水、融雪水を貯めてかんがい用水に利用するものです。
用水路
- 大きな用水路
- 河川から揚水機場などにより取水した水を、主に農業用水などに配水する水路です。この地域では大きな用水路を「幹線用水路」といいます。
- 小さい用水路
- 小さい用水路「支線用水路」は、幹線用水路に流れてきた水を田んぼなどに引き込みます。
排水路
田畑で役目を終えた水は、排水路を通して再び川へと戻されます。